元偏差値40の現役早大生が教える、大学受験の勉強法とおすすめ問題集

中学時代は不登校、偏差値40、通知表オール1だった私は、塾に通わず独学で勉強に励み、早稲田大学に合格しました。その時の勉強法や使った問題集・参考書をご紹介します。

志望校の決め方 ~その2 高校二年生、オープンキャンパス選び編~

その1では、一年生の時の状況についてお話しました。
dokugaku-zyuken.hatenablog.jp
今回は二年生の時の志望状況をご紹介します。

高校二年生春~夏休み前

一年生の時点で「社会学部」を目指すことは決めていましたが、志望校については未定だったため、この頃は模試の結果の推移を見守りながら、自分に合う大学を探していました。基本的にはインターネットを使って調べていましたが、担任の先生が貸してくれた「大学図鑑!」という本が面白かったので、進路に悩んでいる方はぜひ手に取ってみてください。

大学図鑑! 2019――有名大学81校のすべてがわかる!

大学図鑑! 2019――有名大学81校のすべてがわかる!

大学の雰囲気やリアルな学生生活がイラスト付きの緩い文体で書かれているので、とても参考になりますし、読みやすいと思います。ちなみに、よりリアルな内情は、大学名をSNS掲示板の検索にかけると垣間見られます。嘘も溢れていますし、参考程度に留めておくことをおすすめしますが…(笑)早稲田大学が気になっている方には、こちらのWASEADというサイトがお勧めです。
waseda-ad.com
早稲田のサークルが運営しているもので、早大生のリアルな生活が見られます。
この時点での私の偏差値は50台後半から60台前半程度だったので、いわゆるGMARCHの大学群を目標に、オープンキャンパスへ行くことにしました。自分で選んだ大学は以下の通りです。

立教大学http://www.rikkyo.ac.jp/

社会学部があるので。立地も便利。

法政大学http://www.hosei.ac.jp/

多摩キャンパスなのでアクセスは良くないが、社会学を学ぶ上では名門

首都大学東京https://www.tmu.ac.jp/

高1の夏と同様に公立大学も見たかった。

この他にGMARCHレベルでいうと中央大学の文学部に社会学専攻があったりしますが、実家からのアクセスが絶望的だったのでやめました。
高1の時のオープンキャンパスリストと比べると、格段に難易度が上がっていることが分かると思います。オープンキャンパスは行くだけタダですし、モチベーションにもつながるので、自分の現在の学力と見比べて「行きたいけど無理だろう」と思った大学をはじくのはお勧めしません。私の場合は、高1の時点では大学に行くことすら怪しかったので、高1と高2では訪問先ががらっと変わっていますが、高校二年生までのオープンキャンパスは原則として

自分の現在の力で行けそうな大学
ちょっと頑張れば届きそうな大学
実力は関係なく、一番行きたい大学

の3レベルに行ってみることをお勧めします。偏差値が高い大学が必ずしも優れているわけではないですし、「有名大学を見に行ったのに大したことなかった」と思う場合もあるのですが、頑張るモチベーションを作ったり、入学後のがっかり感やミスマッチを防ぐために、この3つのカテゴリーの大学群を見比べてみることは非常に重要なのです。
そんなこんなで自分なりのリストを作り、満足げに担任の先生に報告した私でしたが、ここで意外な大学名を提示されます。
社会学やりたいなら、一橋大学目指せばいいじゃん。」
当時GMARCHしか眼中になかった私は、なんだその無名大学それ知らないな、と思ったのですが(ごめんなさい)、調べてみると本当にすごい大学でした。一橋大学東京大学京都大学に並んで称される国立大学の一つで、受験の難易度が高いのはもちろん、元々商科大学だった故に、社会科学系の分野を研究するうえでは非常に理想的な環境でした。当時経営学にもやや興味を持っていた私は、調べれば調べるほど一橋大学が魅力的に思えてきて、オープンキャンパスにも申し込むことに決めました。

一橋大学http://www.hit-u.ac.jp/index.html

このように、自分でオーキャンに行く学校を決めたら、そのリストを担任や進路指導担当の先生に見せてみるのがお勧めです。自分では気づかなかった・知らなかった良い大学に出会うきっかけにもなりますし、こういうところで仲良く成っておくと、気の利く先生だと勝手に自分に合った資料を集めて持ってきてくれたりなどのちのち役に立つ場合があります(この話は後日書こうと思います)。
当時の私にとって一橋大学は難易度的には全く手が届かないような大学でしたが、見るだけタダというやつです。
そしてこの出会いが後の私の大学受験に大きな影響を与えることになるのですが、それはその3でお話ししたいと思います。
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