元偏差値40の現役早大生が教える、大学受験の勉強法とおすすめ問題集

中学時代は不登校、偏差値40、通知表オール1だった私は、塾に通わず独学で勉強に励み、早稲田大学に合格しました。その時の勉強法や使った問題集・参考書をご紹介します。

志望校の決め方 ~その4 オープンキャンパス体験談公立編 一橋・首都大学東京~

その3では法政大学、立教大学でのオープンキャンパス体験談を書きました。
dokugaku-zyuken.hatenablog.jp
今回は公立大学編として、一橋大学首都大学東京での体験談をご紹介したいと思います。

首都大学東京

2014年8月16日に行きました。
駅を降りると、アウトレットモールが現れ、そこを突っ切って大学へ向かいます。実際に通ったら寄り道出来そうだなという感じ。構内の綺麗さで言うと、私立大学に比べ、公立大学は設備が古かったりする傾向があります。実際、首都大学東京も、きらびやかだった立教大学等と比べてしまうと地味な感じがありましたが、一年生の頃に行った横浜市立大学はだいぶ年季が入った印象だった為、そこと比べれば公立としては綺麗な方なのかなと感じました。
説明会は大きめのホールのようなところで行われました。男女は半々か、やや男子の方が多いくらいかな?という印象。公立大学ということもあるのか、比較的真面目そうな人が多かったです。

高校二年生当時のざっくりした感想
  • 自宅からのアクセスはあまり良くないが、アウトレットがあるのは魅力的
  • 公立にしてはまあまあ綺麗な校舎
  • 雰囲気は落ち着いている
  • カリキュラムも校風も可もなく不可もなくという印象
  • 故に正直4校の中で1番印象が薄い

首都大学東京は二年生の半年間、第一志望校にしていた大学で、期待も大きかったのですが、特段悪い部分は無かった一方で自分にとってどうしてもここがいいという決定打になるような要素もなく(やりたい研究分野によってはとても魅力的な大学だと思います)、志望校決定に揺らぎが出ました。

一橋大学

2014年8月1日に行きました。
実はこの大学のオープンキャンパスへ行った経験が、私が志望校の決め方記事の中で、オープンキャンパス体験記を長々と書いている大きな理由です。

dokugaku-zyuken.hatenablog.jp
で前述した通り、一橋大学は先生に教わるまで名前すら知らず、また当時の私の学力では到底目指せないようなレベルの大学です。一橋のオーキャンは予約制だったこともあり、正直行くかどうか悩みましたが、法学部志望の友達をダメ元で誘ってみたところOKをもらったため、行く事に決めました。そのくらい、自分にとっては現実味のない存在だったのです。

私は大学全体のガイダンス、社会学部のガイダンス、模擬授業に参加しました。
大学全体のガイダンスは、講堂の中で行われます。レンガ造りの建物の中は荘厳な雰囲気でとても美しく、入るだけで緊張感がありました。これまで見てきた大学はどこも男女比は半々程度でしたが、一橋大学の来場者は圧倒的に男子が多く、また友達同士や一人で来ている人よりも親子連れで来ている人の方が多いため、空気感も全く違います。ヤバいところに来てしまった…と委縮していたのも束の間、ガイダンスが始まると意外な印象を受けました。何せ、めちゃくちゃ面白い。語られている内容こそ、日本最難関クラスの大学にふさわしい、輝かしい実績や高い目標ばかりですが、ユーモアを交えたスライドや登壇者の語り口は、どの大学よりもくだけており、時折笑いが沸くほどでした。さらにその後大教室で行われた学部のガイダンスも同じようなトーンで進み、教授が青く美しい装丁の本を1冊掲げながら、「皆さん、卒論を書くなら一橋がいいですよ、何故ならこうやってかっこいいカバーを付けてくれるから、何書いてもすごそうに見えるんですよ~」と笑っていたのが今でも鮮明に印象に残っています。もちろんこれらは登壇者のスピーチスキルに依るものなのでしょうが、重要で大規模な全体ガイダンスの場でありながらそのようなスタイルが許容されているのは、一橋の自由な校風の表れだなと感じました。ガイダンス後は構内を見学して回りましたが、特に図書館の内装が映画のセットのように荘厳で美しく、ここで勉強したら楽しいだろうなと非常に惹かれました。
なおネタバレになってしまいますが、私は一橋も受験しました。会場は高校の校舎に近いような古い建物の黒板のある教室で、木製の長机(揺れる)を二人で1つ使うという、この時のイメージとは異なる場所でした。実際にその教室が講義で使われているのかどうかは不明ですが、オーキャンの時はきれいな場所ばかり通るけど実は古い設備も多い、なんてこともあります。ちなみに早稲田の本キャンでは、教育学部棟である16号館、大教室のある15号館を始めとし、エスカレーター・下手したらエレベーターもないボロボロの校舎を授業で頻繁に使います。学費はどこへ…

ここまで長々とお読みいただいてお察しかとは思いますが、
オープンキャンパスで、一橋大学に心を奪われました。
一目ぼれです。もはや恋です。メロメロです。キャンパスの雰囲気も校風もカリキュラムも最高!本当に非の打ち所がない!と今までほとんど興味を持ってこなかったくせに、オーキャンの体験で一気にその魅力に気づけたわけです。
今までの記事で、「現在の自分の実力に合わない大学でも気になったら見ておけ」「先生などに相談してみろ」と強調していたのはこれが理由です。
オープンキャンパスに行く前の志望は 
首都大>立教>法政>>>>>一橋(無理だと思っている)
でしたが、オーキャン後には
一橋(無理でも行きたい)>立教≧法政>首都大
というように志望がまるっきり変化していました。
もちろん三年生でもオーキャンに行くことは可能ですし、出願のぎりぎりまで志望校や併願校は変化していきます。しかし、視野を広げずに一度決めた学校リストや志望順にこだわっていると、第一志望だと思っていた学校が実はあまり自分に合っていなかったり、隠れた最高の学校に出会えないというケースも起こりえますし、それに気づくのが遅いと受験科目等の問題で思い通りの受験計画が立てられなくなる場合もあります。
それを防ぐためにも、まだ余裕のある1、2年生のうちに

自分の現在の力で行けそうな大学
ちょっと頑張れば届きそうな大学
実力は関係なく、一番行きたい大学

の三種のオープンキャンパスに行くことが非常に重要なのです。

長くなりましたので今回はいったんここで切りたいと思います。
質問等あればお気軽にコメントしてください!